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【ヒストリー 番外編】企業観が変わった、初めてのOL生活

結婚を機に新卒で入ったディズニーホテルを辞めたあとは、2カ月だけ転職エージェントに勤めました。

ここでの体験は、私の企業観を大きく変えるものでした。

ホテル時代は、出退勤時には全員の目を見て笑顔で挨拶すること、社内ですれ違う人やエレベーターが一緒になった人全員に挨拶をすることが当たり前。

ゴミ箱やシュレッダー機の紙がいっぱいになればゴミ袋を替える、コピー機の紙が切れたら補充する、トイレットペーパーを使い切ったら替える。それまで当たり前のように行っていたことを、その会社ではほとんどの人がやっていなかったのです。

あまりにカルチャーショックすぎて、バディについてくれた先輩に「挨拶はどこからどこまですればいいですか?」「なんで皆さん、こんな当たり前のことをやらないんですか?」と聞いてしまったほど……。

同僚とのコミュニケーションは出来ていなくても、そして職場環境を良好に保つ行いはしなくても、数字さえ上げていれば褒めたたえられてインセンティブも付く。本来は両方できて然りのはずなのに、このバランスの悪さは一体何なんだろうと、違和感を抱いてしまいました。

私はこの価値観にはなれないと思い、早々に退職しました。

後から知ったことですが、その会社は離職率も高いようでした。

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