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こんにちは。
自己理解と言語化の専門家、安藤小百合です。
先日、ディズニーホテル時代の後輩に1年ぶりに会ったのですが、とてもセンセーショナルな時間だったので、忘れないうちにシェアをしたいと思います。
彼女は今、屋久島のホテルに勤めながら屋久島ライフを満喫中。
少し前は宮古島に暮らし、現地のリゾートホテルに勤めていました。
ここ数年はこのように島・海・山に囲まれ、すっかり自然の人に。
一時は色々とあったようで疲弊していたのですが、屋久島のパワーでみるみる生気を取り戻し、昨日は過去最高の輝きを放っていました。
世の中と言うのはなかなか世知辛いもので、やさしくてピュアな人ほど、そうではない人に振り回されたり傷つけられたりするもの。
しかし、自らの力でどん底からグーーーッと自分を上昇させたとき、その振り幅の分だけ強くなれる。
そして、経験した者にしか出せない圧倒的なオーラを放てるようになる。
まさに、それを体現してしまった彼女。
「屋久島には何もないけれど、全部あるんです。山も、川も、海も、素敵な人も。
だから、島の人たちは『あるものに気づける人だけ、ここに来てください』と言っています」
確かに屋久島は、呼ばれないと行けない島、といわれています。
世の中には、すでに色んなものを手に入れているのに、どこまで行っても不足感に苛まれている人がたくさんいる。そんな中で、彼女は「今あるもの」にフォーカスして、それらに100％満たされているのです。
若くしてそれに気づけるってスゴイことだよなあ……と、アラフォーの私は一瞬気が遠くなりました。
そして彼女は、宮古島や屋久島で働く中で、こんなことを感じているのだそう。
「お金持ちそうなツーリストほど、ぜんぜん楽しそうじゃないんです。そういう人たちは恐らく、息抜きじゃなくて、息継ぎに来ているんですよね。たまに日常を抜け出して息継ぎしないと、日常生活を送れないのかもしれません。
若い人たちだって、スマホばかり見て、写真ばかり撮って、ぜんぜんちゃんと目の前にあるものを見ていない。きっと旅をしている自分に酔っているだけで、場所はどこでもいいんだと思います」
現代人にはなんだか耳が痛いような話ですが、ものすごく的を射ています。
ちなみに私は、ここ数年めっきり旅行欲がなくなったのですが、それはもしかしたら“息継ぎ”しなくても生きていけるようになったからかもしれません。
最後に彼女は、こんなことを言っていました。
「ここに来て、価値観が変わりました。足さない、削ぎ落とす。『～するべき』ではなく、ワクワクするほうに行く。本質はシンプルでした。
私、『かちぐみ』になったと思います。それは一般的に言う『勝ち組』じゃなくて、『価値組』。
自分の価値観に従って生きられて、今本当に幸せです」
価値組ー。
それです、私も目指しているもの。
そして、コーチングで提供しようとしている世界は。
自分の価値観を知り、それに正直に生きていく。
そうしてなるべく誰のことも傷つけずに、自分の隅々までを満たしていく。そんな風に生きられたら。
今あるものが数えられるようになって、はじめて人はプラスαを与えられるのだと思います。
「そんなモノはいりません、充分ありますから」
そう言える人にだけ。
近頃、ちょっとだけ落ち込んでいましたが、屋久島からビーナスが必要なメッセージを届けに来てくれたようです。
皆さんは、勝ち組、価値組、どちらですか？
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